強風に阻まれ2回流れた真鶴海良丸ベニアコウ午後船、やっと出船の運びとなった。
真鶴港に12時に着けばよいので、11時オープンの伊藤商店でラーメンランチ。
ここはデビット伊東氏の経営するラーメン屋。
魚の香りが強いけれど、しっかり動物系の味が基本にある美味しいラーメンだった。
前回の場所と同じ海域で釣り開始。
第1投から第3投まで気配なし。
4投目、仕掛けをあげる間際に良いアタリ。
ちょっと期待して上げてくるとベニ特有の500m付近でのひと暴れがあった。
いよいよワクワクして仕掛けを持つと、あれっ?重い。
下から二つ目のハリスが切れていた。
ねじれて切れたようで、巻上げ速度が速すぎた可能性が高い。
もっと慎重にゆっくり巻いてくればよかったと思っても後の祭り。
ベニアコウだった可能性は高い。悲し。
めげずに最後の第5投。
今度も4投目ほどではないが、そこそこ良いアタリ。
巻き上げ途中でのひと暴れはなし。
しかし、仕掛けを持つと、軽い!
イバラヒゲの軽さではない。
やったかもと思ったが、浮いてきたのは黒い魚。
イバラヒゲが3つの下にキタノクロダラ。
キタノクロダラは85cm、4.4kgあったので、そいつが浮袋を膨らましていたので軽かったのだ。
今日も残念でした。
キタノクロダラと同じような魚でソコクロダラという種もあるが、鋤骨(じょこつ)という上あごの中の骨の形が違うらしい。
前者は三角、後者は丸いとのことで、キタノクロダラ確定。
キタノクロダラはマダラのようでうまいとの記述があったので期待して持ち帰った。
マダラのような歯ごたえはなく、ボソボソ、グチュグチュでおいしくなかった。
一方で今まであまり美味しくないと思っていたイバラヒゲの肝を持ち帰ったら、ネットで見た通り美味しかった。
左側はヒガンフグの刺身、右が茹でたイバラヒゲの肝。
合わせていただくより、別々に食べたほうが味が引き立った。
一回食べてオニヒゲの方が旨かったのだが、血を抜いた今回のイバラヒゲの肝は甘みもありベニアコウの肝をも上回るかもしれない。
でも、食べたいのはベニアコウの身肉。
浮き上がってくるところを見たいのは赤い魚。
なかなか遠い。
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