身欠きショウサイフグのさばき方(自己流)
私は料理人ではないので、自己流です。
ネットを見てもトラフグを料理人がさばいている動画は多いのですが、釣り人のショウサイフグのそれはあまり見当たらないので、ご参考になれば幸いです。
7日寝かしたショウサイフグです。

釣った当日、船宿で身欠きにしてもらったフグのヒレを切り落とし、一旦真水で洗い、キッチンペーパーで水分をふき取ります。
毎日キッチンペーパーは変えてください。
出来れば冷蔵庫のチルド室で保管し、食べごろは2~10日くらいです。
それがこちら。

使用する包丁は8寸の柳刃です。
アカメフグは身が固く、フグ引き包丁が欲しくなりますが、ショウサイフグは柔らかいので柳刃で十分です。
プロじゃないので、出来上がりはこんな感じです。

それでは写真で解説します。
三枚におろす
真ん中の赤いぷっくりしているところの面が内臓に接していた面です。

その面を手前右に置きます。

上身から外して三枚におろします。

ひっくり返して下の身も外します。

これで三枚。

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おなか側の薄皮を引く
薄皮だけを手で剝く方法もありますが、包丁で引く方が速いです。
引いた薄皮はちょっと厚くなりますが、炒めて食べるので無駄にはなりません。
初めに半身の腹側の薄皮を引きます。

背骨に接していた面(薄皮がない方)を上、薄皮をまな板側にして一気に引きます。

体側の薄皮を引く
腹の薄皮を引いたら、外側の薄皮です。
尾びれの方を右に置き、薄皮をまな板にピタッと当てて、包丁の先の方で皮を引きます。


引き終わりに身を立てて、頭に接していたところまで外します。
一旦引き終わった後に頭と接していたところを落としてもOKです。

これで外気に触れていた皮は無くなりました(右上の皿の柵)。

もう半身も同様に腹の薄皮を引き、外の薄皮を引きます。


薄皮は適当に切っておくと、あとで炒めやすいです。

柵から刺身へ
柵から刺身にします。
尾びれ側を手前にして、手前から。


あとはお皿に並べて置くだけ。
ショウサイはトラフグやアカメ(ヒガンフグ)と違って、多少厚く切ってもおいしいです。

今回は一尾だけ引きましたが、10尾くらいなら慣れれば手間にはなりません。

引いた皮と骨身はスープの出汁でも良いですが、私はムニエルみたいに炒め揚げで食べます。
酢フグとか、カレー粉とかいろいろやりましたが、シンプルな塩と片栗粉に落ち着きました。

型の良いショウサイで白子が入っていれば、一尾で一人前ですね。
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