東京池上・インディアン

検査のための短期入院から退院した父の見舞いで実家へ。
あまり食欲がないということで母とランチ。
父は刺身命、寿司命だが、母はなじみの支那そば&カレーのインディアン(大田区池上)をリクエスト。

昆布などから出汁をとったアッサリとした塩ラーメン。焦がし玉ねぎの香りが嬉しい。

不思議なことにこの支那そばと欧風カレーが合う。欧風カレーと言っても、かなり深くローストした玉ねぎのせいか他店では味わえない一皿だ。

初めて食べた小学生の時、カレーとは思えなかった。
どこが旨いのかわからなかったが、今は無性に恋しくなる時がある。

池上線のお隣蓮沼にあるインディアン本店の先代は帝国ホテルでシェフをしていたらしいが、かなりの変わり者で客が「ラーメンください。」と注文すると「うちにはラーメンはねぇ!」と追い出していた。「当店より旨いカレーがあったら教えてください。勉強にまいります。」と店に張り紙があった。

今ある蓮沼、池上、蒲田の3店舗のスタッフは皆優しいが、やはり先代なくしてあの味はなかっただろう。

母も私も満足して店を出た。

 

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