ベニアコウ。
昨年、この深海のスーパースターを釣るために、ン十万はたいて道具を揃えたが、いったん釣ってしまうと賢者タイムに陥った時のごとく熱が冷めてしまった。
余りにもったいないのでベニアコウの顔を見るべく南房江見に行こうと思っていたが、気が付くといつものフグ船に乗っていた。
先週の19日に、何度目かのトライでメタリア湾フグH152という竿をヤフオクで落札した。

以前持っていたが、折れてしまってそれきりだった。
モデルチェンジにより幻の名竿となってしまったが、やっと落札できた。今日はその竿のデビュー戦となった。
すいているであろう野毛屋に直行。
案の定、一番欲しかった右トモは埋まっていたものの、右ミヨシも左トモも残っていた。
若干迷ったが、右ミヨシを選択。
右トモは大ベテランのIさんだったので、距離を取った右ミヨシは正解だった。


血圧対策で紫陽花のきれいな野島山公園を3本登り、2週間ぶりのエビンマトンカレーをいただく。やはりうまい。


釣り人6人を乗せ、俊之船長は真っすぐに大貫沖に。

初めのポイントではあまり当たらず。
潮もなぜかミヨシからトモへ。
??? ダメじゃん。
なんで?? なんで大潮の上げ潮で逆の方向へ流れるの?
2つ釣ったところで場所移動。
ここから快進撃が始まった。
潮は相変わらずトモの方へ流れていたが、いったんアタリだすとバンバン連発した。2時半には午後船自己記録の20尾を超えていた。
3時15分、俊之船長が私のショウサイをさばいている最中に29尾。


最終的に36尾までいけた。
次頭は8~9尾とのことだった。
ツ抜けすれば褒められるショウサイフグ午後船で先月20尾釣ってとても嬉しかったが、今日はその倍近く釣ってしまい一日船の自己記録も塗り替えてしまった。
私の記憶では、自分がフグ釣りを始めた3年前からの野毛屋午後船では2番目。
下船後、師匠のユキちゃんにご報告。それだけ釣れたら忙しすぎるでしょと言われた。
不可解な潮のことを聞くと、明快に答えてくれた。
表面の潮は西でも、芯の潮は東南東だったろう。見た目には不利なミヨシが実は有利で、緩い潮のために一旦寄せたら有利な場を作れたということだった。
ともかく、ニューロッドは華々しくデビューを飾ることができた。
短竿のせいか掛けた感触が乏しく、いつもの竿と感覚が違ったが、36尾も釣れれば何も問題はない。
白子は20腹くらいあり、6割ぐらい。
帰宅後の処理はさすがに大変で2時間近くかかってしまったが、とても幸せだった。

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