コマセキハダ#7 10月4日キハダ長三朗丸

釣行前日、いつもの長三朗丸有詞船長に予約を入れる。

先週月曜日から船中坊主が続いており、なんと5連敗。

聞いたことがないような状況だ。

「連敗止めてください。」

私ごときにと思いつつ、少し船長の本気モードも混ざっており、頑張らねばと気合が入る。

前々回ご一緒したOさんをお誘いして葉山へ。

ベニアコウでお世話になっているOさん、今回は深場用のMJ1200の糸を巻替え、道具一式を揃えて出陣だ。

先に到着したOさんに左トモ1,2番を取ってもらったが、グループ配置の関係で両ドモに入ってと言われる。

Oさんが左、私が右トモに入った。

船は小田原沖へ。

船が少なく、ばらけている。

厳しい一日の予感。

7時過ぎ、程なく道具を下ろす。

無線で五エム丸が掛けたとの一報。

五エム丸と言えば凄腕ブロガーごまプリンさん。

案の定掛けたのはプリンさん。

時間がかかっていたのでデカいだろうと思っていたらやはりモンスター。

無事取り込み。流石!

いつも結果を出してくる。

こちらは黙々と一ヵ所でコマセ撒き撒き。

私はハリス22号9m、3分で入替。

長時間入れっぱなしのNさん釣法も考えたが、船長からいつもの自分のやり方で、と言われてその通りにした。

反応あるよとは言わないものの、船長全く動かず。

9時ごろから周りにいるよとのアナウンス。

9時半、私の竿が突っ込む。

振って2分後だった。

ファーストランはすぐ終わり巻きアワセ。

すると軽くなる。

外れたか?と思ったが、船長が「巻いて巻いて!」

やがてビシの重さも感じないほど軽くなり、上に泳いでいること確定。

一気に巻いて残り20m。

そのままドラグを7kgまで入れて糸を出さずに取込。

なんと3分。

レギュラーサイズでは最短記録だ。

船の6連敗を阻止でき、Oさんにも魚体をお見せできたので大満足。

ハリスの先がわずかに傷ついていたので針を結び直す。

短くなったハリスで続けたが、反応が下の方であまり上までこないことから、「今は長めがいいかも」と言われて2mほどハリス追加で計10m。

ハリスの結束はサルカンを介していたが、重く動きが変わって手前祭りもするのでプレスリングに変える。

ちなみにハリス同士の直結は強度が落ちるのでやらない。

1本捕ったし、あとはまったりと過ごす。

12時過ぎ、船長の「反応出っぱなし、いつ食ってもいい!」アナウンス。

でも当てられない。

昨年こういった状況でバリバリ当てまくったNさんのように長く置くか?

変わらずガシガシ入れ替えるか?

いつも迷うがそのまま後者の作戦継続。

まだ誰も当たらない。

操舵室にいって「当たんないよ~」と言うか言わないかのその時、バックミラーで右後ろを見ている船長が「アタった!」

今回はすぐ自分の竿だと気づいてすっ飛んで戻った。

幸いにもまだ走っている最中。

魚が一服した時に巻きアワセする。

また走る。

200mぐらい糸が出て止まったあたりで竿を起こすと重い!

ドラグ7~8kg入れても滑って巻けない、動かない。

モンスターだ。50kgはありそう。

無理しないで7kgの圧を掛けながら体力を奪う。

15分くらいは下で膠着状態だったが、鮫除け海園付き植木鉢リング投入後それが決まったらしく、ポンピングで上がってきた。

残り50m、鮫ゾーンに来たら「ポンピングを止めてウインチでゴリ巻きね。」と船長指示。

ポンピングは鮫にやられやすいからだ。

しかし、私の右腕はパンパン。

ポンピングしながらのファイトはまだまだできるが、ウインチゴリ巻きは難渋。

リールを押さえてもらって両手で巻く始末だ。

ただ重いだけの魚をウインチで速く巻くのは腕の筋トレ以外の何物でもない。

鮫ゾーン突破はハイパワー電動リールのありがたみを一番感じる局面だ。

ここで船長が(鮫ゾーン突破のために)手繰るよって言って糸を取る。

残り50mと思っていたが、100mあった。

申し訳なかったが、リングがバッチリ決まって動かないモンスターは鮫にやられることなく、完全体で上がってきて無事ネットイン。ヒット後30分。

久しぶりのモンスターだった。約60kg。超嬉しい。

その後大きなチャンスはなかった。

満足感と脱力感が大きく、いつもは最後までがっついているのに、初めて「今日はもういいかな。」と思った。

予想をはるかに超える成果でありました。

船長、Oさん、同乗の方々、どうもありがとうございました。

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