出発3時間前の地震のことはとうに忘れ、期待に胸膨らまして外房江見に向かう。
狙うはもちろんベニアコウ。
今年に入って3連敗、今日の渡辺丸では6連敗中。
なんで行くの?という感じだが、それは狙いがベニアコウだから。
4時過ぎに港に着き、5時過ぎ出港。
お客は二人。私はトモに入る。
第一投、スカ。
第二投、スカ。
第三投、アタリあり。期待できるほどのアタリではなかったが、今日初ということで慎重に巻き上げるもオニヒゲのみ。
第四投、前投よりアタリは明確で巻上げ時の重量感も少しあった。残念ながらオニヒゲ&ユメザメ。
ラストの第五投、アタリはあった。
しかし、ベニとは雰囲気が少し違う。クンクンというよりグーングーン。
巻き上げるときの重量感は大きい。
600、400m時点での暴れ方は鋭さに欠けてアタリ同様トルクが大きい感じ。
経験の浅い自分はそれでも期待してしまう。ユメザメの当たり方ではないからだ。
いよいよ仕掛けを手繰ると軽さがない。
それどころか異常に重い。錘を倍の6kgにしたみたいだ。
いよいよ下の針に付いたヤツが上がってきた。
デカい!
しかし、シルエットがアブラボウズではなく、ましてやベニアコウでもない。鮫でもない。
ああ、正体は怪獣ことムネダラの特大バージョン。
多分20kgくらい。
けっこういろいろな魚を一応は食べてみる方だが、こいつは全く食べてみる気がしない、そういう魚だ。
針も外せず、すぐに船内に取込もできずにいると、アホウドリが狂ったの如くつついてきた。
これがベニアコウだったら、こちらも狂ったがごとくアホウドリをどかしにかかるが、ムネダラなのでひとまずなすがままにする、っていうか何もできなかった。
下にも5kgくらいのムネダラが付いており、巻上げ時の重量感に合点がいった。
このムネダラのいるところにはベニもいるという。
今日はご尊顔を拝することができなかった外房ベニアコウ。
また近いうち挨拶に行こうと思う。
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