初のアコウダイ 三浦三崎いわき丸

久しぶりの釣り。

もう半月以上行ってなかった。

狙いは初のアコウダイ。500mの水深を釣ることも初めてだ。

5時ごろ家を出て、船着き場には6時前に着いた。

いわき丸が停泊している。ここで間違いないようだ。

席取りの札が掛かっていたが、気が付かず一番後の胴の間となった。

初めてで勝手もわからないので、船長に近い胴の間が良かったのでOK。

出船前に船長から丁寧なレクチャーを受けた。

投入はマグネットを使う方式で8本針。

針が全部投入されてからリールのところに行く、竿は基本的に持たない、撚れた枝素は針を引っ張って戻す、等々10分程時間を取って説明してくれた。

リールは持参したが、竿、キーパー、マグネット板、撚り取りリング、オモリなど他の道具はすべてレンタル。

三崎から出港し、洲崎と城ケ島の間を釣った。

何度もキハダを追いかけて通ったところだ。

オモリは400号、1kg以上で、針も8本。慣れないと扱い辛いし、危ない。

レクチャーの内容を反芻して、いざ初投入。

無難に仕掛けは放たれて初投入は成功。難しい棚取りも潮が緩かったのでうまくいった。

この第一投から沖上がりまで7投した。

途中、微妙なアタリがあり、船長の教え通り送り込んだが、付いていたのはナントカアナゴ2尾。

結局残念なことに私は坊主。

乗船4人中ミヨシの方が5尾。7回の投入で3回も掛けていた。

真っ赤なアコウがポッカリ浮かぶさまは圧巻だった。

艫の方が最後の投入で2尾。

私を含む胴の間二人はオデコだった。

羨ましそうにミヨシの方を見ていたら、なんと「食べきれないので差し上げますよ。」

天使の様な方だ。

しかも2尾。「小さい方ですみません。」とおっしゃいながら私のクーラーへ。

自分だったら、何の躊躇もなく5尾持って帰るところだが、絶対見習おうと心に誓った。なんちゃって。

本当にありがとうございました。

翌日、2尾の頭とカマを干物にして食した。

脂はそれほど乗っていなかったが、歯ごたえも旨味も最高だった。

脂が乗っていないのに、こんなにうまいなんて少し驚き。

身の方はやはり刺身で食べたいので、キッチンペーパーを取り換えながらチルド室で寝かせてある。

4日目、5日目、7日目と少しずついただくつもり。

自分では釣れなかったのに、こんなにお楽しみをいただいてしまった。

アコウがこんなにうまいなら、ベニアコウってどんな?

いつかはこんなの釣ってみたいな、とアコウもいただいた身なのに思いは膨らむばかりである。

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