台風直後でも釣り人集結
台風の被害状況が気になるが、何とか開通した横横をひとっ走りして葉山長三朗丸へ。
横横が回復したばっかりの状況なのに釣り座シートには空きが少ない。
私の好きな右ミヨシはもちろん、左ミヨシも右の2,3,4も埋まっている。
なぜか右艫が空いていたので名前を書き込んで出港を待つ。
コマセワーク
前回、今年初のコマセ釣りの時、船中2回のアタリがあったが、自分にはなかった。
偶然の可能性もあるが、自分のコマセワークが劣っていたと考えたほうがいいだろう。
当てた方の一人はいつも当てていると船長が言っていたので、帰港中に若船長にコマセワークについて教えてもらった。
肝は2点。
ひとつはコマセを切らさず少しでも残しておくこと。
ストップ&ゴーの時にはドバっと撒いて、ダメならその投入は終わりと思っていたが、そんな時でもコマセが残っていればチャンスタイムが延びる。
もう一つは前記のこととダブるが、コマセの帯と付けエサの縁を切らせないこと。
初めに撒いたコマセが潮で流れ去った後でもポロポロコマセが出てれば付けエサに繋がって食ってくる。
ワラサ釣りよりタイ釣りのイメージだ。
ついでに前回アテていたOKさんと同じコマセかご「青物バスター」も準備した。

そしてエサはOさんに倣って蛍紫オキアミ。その抱き合わせ。


待望のアタリ・・・ が、残念
船は西に向かう。

途中船団が見えるも長三朗の若船長はいつものようにスルー。
彼のあとに船団が形成されることはあるが、すでにできた大船団に合流することはあまりない。
出港後2時間、やっと釣り開始。ポツポツいる周りの船に当たっている様子はない。
するとまもなく右ミヨシの常連Oさんが当てる。
この方、寝てる以外は長三朗丸に乗っているんじゃないかってくらい、いつ行っても船に乗っている。
今年に入って絶好調、バラシなし6連勝の名人だ。
無事取り込んで船中一尾目。
そして自分にも待望のアタリ。
あまり糸が出ていかない。
ドラグがきついかな?と思ったが、踏ん張っているとプッツン。
飲まれ切れか?と仕掛けを上げるとビシのサルカンとハリスの結び切れ。
いくらドラグがきつくても、ここで切れるということは結びが悪かったということだ。
漁師結び(2回巻いて、2回巻くほう)だが、輪を3重にしていたため糸が重なってしまっていたのだろう。老眼のため深く見なかったが、結んだ時ちょっと違和感はあった。これは悔しい。
しかし、こういった失敗があるのはアタったためであり、経験上、こういう時はまた来る。
仕掛けを結びなおしている時、今度はお隣Mさんに異変。お祭りだよと言ってるが、糸がどんどん出ていく。
それ、マグロじゃない?
胴の間の5~6人は初心者で、そのほとんどを巻き込んで盛大なお祭りだったが、船長、名人の連携でなんとかほどき、無事ゲット。
太った良いキハダだ。
すげえデブ。って言ったら、取り込みで横にいたOさんが、なに?呼んだ? いえいえ、呼んでません。
今度は捕るぞ アタリ2発目
先ほどアタったので仕掛けとコマセワークに問題はない。
同じ釣り方をしているとほどなくアタリ。
ドラグは緩めの3kg。
あまり走らないのでドラグを7~8kgまで絞めてファイト開始。
簡易ギンバルは股間あたりにあるが、船べりでは竿を下ろしきれないのでポンピングがしづらい。
柵の無い舳先でファイトするのとは大きく違う。
胴の間でのファイトはへその下にあてられるデカあての方がやり易い。
おまけにオキアミエキスが付いた手は滑る。
とは言いながらも15分弱で無事キャッチ。
2年ぶりのコマセキハダだった。

船長、皆さんありがとうございました。
そして3発目
リーダーの上のPEが少し傷んでいたのでカット、FGでリーダーに結び直しハリスも交換して釣り開始。
船中のアタリが一時遠のいたが、三度自分にアタリ。でも、難なく巻けるし、こりゃカツオだと思ってドラグを8gぐらいに上げて巻いていると、んっ?急に巻けなくなった、どころか、8kgのドラグから糸が出ていく。
マグロだ。
それも船底の下に行く。
PEが船底に擦れないように身を乗り出して耐える。
そこで船長から「反対(左舷)と祭ってるから無理しないで。」と指示。
そのまま耐える。
ひとつずつ丁寧にほどいてもらい、ファイト開始。
しかし、一本取った上に先ほどの身を乗り出して耐えたため左手に余力無く、スタンディングはあきらめてウインチ。
ウインチでもなかなか寄ってこないので結構大きいのかと思ったが、そうでもなかった。
船べりまできても泳ぎまわってとっても元気な個体だった。
無事本日二尾目キャッチ。
ありがとうございました。

疲労困憊も充実
どこかで打ったらしく左手の親指に全く力を入れられなくなり、本日の釣りは終了。
アタリは3回あったので、このコマセかごとコマセワークを続けていこうと思う。
船中ではアタリ15発、7キャッチ。
なんとOさんが3発3キャッチ。すごい。
帰港後、船長にお願いせずに自分で捌いてみた。

カツオとは大違いでエラもなかなか外せない。
頭も落とすのに一苦労。
何とか1尾はコロにしたが、2尾目は船長にお願いした。
本当は2尾目は船に進呈しようとしたが、魚体に傷をつけてしまったので進呈できず(売り物にならない)。
75Lクーラーがいっぱいになったので、一尾分はフカセキハダでお世話になっているスタッフの方とフグの船宿に進呈した。
フグの船宿に近い朝比奈インターは土砂崩れで乗ることができなかったりして帰宅は7時になってしまった。
3時帰港だったので4時間。
パンパンの75Lクーラーを車に積み込んだり、運んだりして疲労困憊したが、とても充実した一日となった。
タックル
竿:剛毅SR180
リール:ストロングファイタークラシック
道糸:PE10号 450m
リーダー:フロロカーボン50号 5m
ビシ:青物バスター150号
ハリス:20~22号 4.5m
針:ジャイアンとキハダ金16号
エサ:蛍紫オキアミ抱き合わせ
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